2018年09月17日

EOTech ホロサイト EXPS-2 修理

不意にやってきた修理品。
EXPS-3ということで聞いていましたが、実機を見ると「EXPS-2」でした。
EOTech ホロサイト EXPS-2 修理


さて、症状はというと照度低下は無いがゼロイン時にエベレーションが効かないとの事。

受け取り後に早速テストしてみると、照度低下はあったがまぁまだ許容範囲内で、確かにエベレーションが効かない。
厳密に言うとたまに動くのだけどガクッと動くのでゼロインは不可能です。

早速分解して行きましょー!

EOTech ホロサイト EXPS-2 修理
まずは裏面にあるコードシールを剥がして

EOTech ホロサイト EXPS-2 修理

2番プラスネジを外してマウント部を分離。
T15のトルクスでガードも分離。
EOTech ホロサイト EXPS-2 修理

いくつかの1番プラスネジを外して心臓部のレーザー部の分離をします。

EOTech ホロサイト EXPS-2 修理

ココがレーザー発光(?)部分。
EOTech ホロサイト EXPS-2 修理

更に底面のネジを何個か外すとバックリと分解できました。
ちなみに1本は窒素封入用の孔を閉じてるネジです。
EOTech ホロサイト EXPS-2 修理

これで物理調整部分が露わになりました。
エレベーション調整は更に奥にありますのでサクサク分解して行きます

これがアジャストユニットの本体。

EOTech ホロサイト EXPS-2 修理


反射部はコレです。
ココがムニュムニュと動いて調整しているのですね。
かなり曇っていたのでカメラのレンズクリーニングの要領でキレイキレイしました。

EOTech ホロサイト EXPS-2 修理

まぁ、出たとこ勝負!



さて、散々分解してわかった事は、塗装時のマスキング不良によって内部にある両面テープが毛細管現象で侵食されて両面テープの接着膜が融けて調整部の動きを阻害していたのがエレベーション不良の原因でした。

早速クリーニングして、グリスアップしつつ、かっちょ悪くなっていた外観塗装を直しながら組み立てます。

EOTech ホロサイト EXPS-2 修理

あースッキリ

最後にゼロインが出来るかを確認して完了。
ホログラムの表示は問題無かった。
良かったヨカッタ!

照度低下は直しようがないので今回は良い題材でした。




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